功利主義、ニヒリズムの蔓延した現代社会で前提とされる欲望の問題に焦点を当て、生物学、心理学の成果をもひきつつ正面から検討。現代社会の価値を問い直しニヒリズムを超える経済学への試みを示唆した好著。
1 置かれている状況1-1 欲望の絶対肯定ー功利主義の社会1-2 前提は正しいかー狂気の可能性1-3 根源的に問わない構造2 ニヒリズムの蔓延する世界2-1 ニヒリズムの社会2-2 功利主義の社会 3 価値を問う3-1 ニヒリズム(価値喪失)の分析3-2 ニヒリズムは価値を求める4 ニヒリズムの原点を問う4-1 エゴイズムを問う4-2 快楽主義を問う4-3 欲望主義を問う5 現われた世界の根拠を問う5-1 時間と空間の世界5-2 事物の世界5-3 数多性(バラバラ)の世界6 現代社会の価値を問う6-1 客観主義(市場主義、民主主義、多数決主義)6-2 理性主義(合理主義、効率主義)6-3 自由主義6-4 有用主義6-5 生存主義(承認願望、優越願望、雇用願望)6-6 民主主義(多数決主義、権利主義、義務主義、市場主義)6-7 平等主義6-8 福祉主義(安全主義、安定主義、平和主義)6-9 進歩主義(科学主義、経済主義、成長主義、生産主義)7 ニヒリズムの経済学を超えて7-1 欲望を問わない経済学の伝統7-2 価値と古典経済学7-3 ニヒリズムの経済学を超えて7-4 ニヒリズムの経済学が教える価値7-5 ニヒリズムを超える認識へーニヒリズムの経済学を超えて8 結びにかえて