学びをささえる出版社

豊かな学びを育む教育課程の理論と方法

田沼茂紀(著)
ISBN 978-4-7793-0352-4
A5判
220ページ
2012/10/01 刊行
定価 ¥ 2,200+税

教育課程の歴史的変遷を俯瞰しつつ、本質、特徴、基本原理まで分かりやすく解説。さらに教育評価を考えつつ、今日の学校教育の課題を捉え、新たな学校教育創造を目指した斬新な教育課程のテキスト。

目次

はじめに

第1章 人間力の育みと学校の教育課程
  1 教育課程の本質と人間力の育成
  (1)人が人を教育することと教育課程の意味
  (2)「教育」という用語が内包する意図
  2 学校の教育課程編成と学習指導要領
  (1)学習指導要領と学校教育
  (2)教育委員会と学校教育
  (3)教育課程編成主体としての学校
  3 学校教育の目標としての「いきる力」
  (1)「生きる力」の意味するもの
  (2)「生きる力」としての人間力
  (3)「人間力」の構成要素
  (4)学力としての「人間力」の意味
  (5)人間力形式おける「教授」と「訓育」
  (6)「人間力」を育む教育課程の基本構想

第2章 教育課程編成の基本原則とその内容
  1 公的枠組みとしての教育課程
  (1)公教育の目的と意義
  (2)学校教育の内容
  (3)「学校知」としての教育課程編成
  2 教育課程編成と学習指導要領
  (1)学習指導要領の役割とその構成
  (2)学習指導要領の意義および変遷
  (3)学習指導要領に基づく教育課程編成の内容構造
  3 教育課程編成の原理
  (1)教育課程における内容選択原理と構成
  (2)学校における教育課程編成の視点
  (3)カリキュラム・デザイナーとしての教師
  (4)学校の創意工夫で描くカリキュラム・デザイン

第3章 教育課程の基本理論と編成方法
  1 教育カリキュラムの基本理論
  (1)カリキュラムの基本要件
  (2)カリキュラムの基本類型
    ① 分化と統合の視点から捉えるカリキュラム類型
    ② 学問中心カリキュラムの基本類型
     A.教科カリキュラム
     B.相関カリキュラム
     c.融合カリキュラム
     D.広領域カリキュラム
    ③ 人間中心カリキュラムの基本類型
     A.コア・カリキュラム
     B.経験カリキュラム
    ④ 学問中心カリキュラムと人間中心カリキュラムの融合
  (3)カリキュラム編成の基本型
  (4)カリキュラムと教科書
    ① 教科書検定制度
    ② 教科書採択制度
    ③ わが国における教科書制度の変遷
    ④ 我が国における教科書無償化の流れ
    ⑤ 教科書が教師と学習者にもたらすメリット
    ⑥ 教育課程編成の視点から見る教科書の功罪
  2 教育カリキュラムの歴史的変遷
  (1)教育カリキュラムに影響を及ぼした教育理論
    ① ソクラテス
    ② コメニウム
    ③ ルソー
    ④ ペスタロッチ
    ⑤ ヘルバルト
    ⑥ フレーベル
    ⑦ モンテッソーリ
    ⑧ デューイ
  (2)新教育運動にみるカリキュラム開発の基本型
    ① プロジェクト・メソッド
    ② ドルトン・プラン
    ③ ウィネトカ・プラン
    ④ モリソン・プラン
    ⑤ イエナ・プラン
  (3)戦後教育改革の歴史的変遷と教育課程編成の特色
    ① 戦後教育改革期における経験主義の新教育
    ② 基礎学力論と系統性重視の教育
    ③ 能力主義と教育内容の現代化
    ④ 「四六答申」とゆとり路線への転換教育
    ⑤ 「臨時教育審議会答申」と「新教育観」
    ⑥ 学力低下論争を経てのゆとり路線からの転換
    ⑦ 各学校が教育課程編成することの意味
  3 教育課程編成の方法とマネジメント
  (1)学校における教育課程編成の手続き
  (2)教育課程改革としてのカリキュラム・マネジメント
  (3)教育課程改革と学校評価マネジメント
  4 学校の教育課程と教師の教育力
  (1)学校教育と教師文化の類型
  (2)今日の教師に求められる資質・能力
  (3)教育課程改革力としての教師力
第4章 教育評価と新たな学校教育創造
  1 学校教育における評価の考え方
  (1)教育評価の基本理論
  (2)教育カリキュラム評価の考え方
  (3)教育カリキュラムに活かす評価活動の考え方・在り方
    ① カリキュラム評価の3側面
    ② カリキュラム評価の視点
    ③ カリキュラムにおける内容構造の理解
    ④ 「真正の評価」を活かす「逆向き設計」論の進め方
    ⑤ 指導要録について
  (4)「目標に準拠した評価」の進め方
    ① パフォーマンス評価とルーブリック設定の考え方
    ② 教科におけるパフォーマンス評価観点とルーブリック設定例
    ③ 道徳におけるパフォーマンス評価観点とルーブリック設定例
  2 カリキュラム評価とこれからの学校教育
  (1)今日の学校教育の課題
    ① 「豊かな学び」を創ることの視点
    ② 「逆向き設計」論によるカリキュラム編成の手順
    ③ 「マクロの設計」と「ミクロの設計」によるカリキュラム編成
  (2)教師力を引き出す教育カリキュラム改革