学びをささえる出版社

ネット時代の手紙学

宮田 穣(著)
ISBN 978-4-7793-0609-9
四六並判
268ページ
2019/07/15 刊行
定価 ¥ 2,300+税

現在にも生きる手紙の魅力とは何か。なぜ手紙は生き残り続けているのか。手紙コンクール、文通、絵手紙などいまも生き続ける手紙の世界を紹介しつつ、これからの時代の中で手紙がどのような意義をもつのか、「コミュニケーション価値」を手がかりに改めて吟味する試み。

目次


第1章 メディアとしての手紙
   手紙の歴史から見えるもの/手紙ならではのメディア特性とは/
   人は手紙にどのような魅力を感じるか/現代小説のモチーフとしての手紙/
   手紙利用の壁と可能性
第2章 ネット調査から見える手紙の現状
   ネット社会の中の手紙(①最近一年以内の(年賀状を除く)手紙の活用 
   ②減り続ける年賀状 ③「手書き」へのこだわりは意外と見られる 
   ④手紙へのさまざまな意識、考え方 ⑤魅力と使いづらさの関係 
   ⑥ネット社会で、手紙教育は必要か)/調査結果が示唆すること/
   手紙の書き方は決まっているのか/そもそも「手書き」が減っている/
   若い女性が支える手紙の可能性
第3章 生き続ける手紙の世界一――非日常の手紙
   現代に見る手紙の世界/手紙コンクールは意外と続いている
  (①「日本一短い手紙 一筆啓上賞」 ②「愛の手紙」 ③「千の風になった
   あなたへ贈る手紙」 ④「つたえたい、心の手紙」/手紙はアートだ
  (①漂流郵便局 ②水曜日郵便局)
第4章 生き続ける手紙の世界二――文通の世界
   今も続く文通の世界/文通村/青少年ペンフレンドクラブ(PFC)/
   絵手紙友の会/手紙は時空間を超える
第5章 手紙のコミュニケーション分析
   前提となる考え方/機能分析(①表現性 ②関係性 ③保管性 ④時間性)/
   価値分析(①分身化 ②心の会話 ③習慣化)/善意のコミュニケーション/
   等身大コミュニケーション
第6章 不易な手紙力
   心のサプリ/心の社会インフラ/手紙道/手紙を作法として学ぶ/
   コミュニケーションの基礎
第7章 言葉と向き合う生活
   手紙と言葉/「ことば」を生かしたまちづくり/言葉を味わうということ/
   文通のススメ/二刀流のコミュニケーション・ライフ
あとがき