様々な立場から臨床心理学に関わる執筆陣による、心理学的支援の実際を理解し、支援の現場へ一歩踏み出すための入門書。
臨床心理学の学問としての枠組みや歴史、発達段階などの項目を含むことで包括的に情報を整理する。種々の臨床心理学支援法においては、エビデンス・ベイスト・プラクティスに注目した解説を行い、支援現場の取り組みから生まれた臨床心理学の理論や技術と、その科学的側面の両方をバランスよく学習することを目指した。
イラストや図表も豊富で、視覚的にも理解できるよう工夫された一冊。
様々な立場から臨床心理学に関わる執筆陣による、心理学的支援の実際を理解し、支援の現場へ一歩踏み出すための入門書。
臨床心理学の学問としての枠組みや歴史、発達段階などの項目を含むことで包括的に情報を整理する。種々の臨床心理学支援法においては、エビデンス・ベイスト・プラクティスに注目した解説を行い、支援現場の取り組みから生まれた臨床心理学の理論や技術と、その科学的側面の両方をバランスよく学習することを目指した。
イラストや図表も豊富で、視覚的にも理解できるよう工夫された一冊。
〈目次〉
第1編 臨床心理学入門
第1章 臨床心理学とは
1 臨床心理学の語源
2 実践の学問としての臨床心理学
3 臨床心理学の小史
(1)近代科学としての臨床心理学以前/(2)近代臨床心理学/
(3)心理療法の3つの源流/(4)日本の臨床心理学の歩み
おわりに
第2章 正常と異常
1 臨床心理学と精神医学の違い
2 正常と異常の基準
(1)病理的基準/(2)発達的基準/(3)価値的基準
(4)統計的基準/(5)社会・文化的基準/(6)適応的基準
おわりに
第3章 エビデンス・ベイスト・プラクティスと臨床心理学
1 エビデンス・ベイスト・プラクティス(EBP)とは
2 エビデンスのレベル
(1)エビデンスのレベルが意味するもの/
(2)実証的に支持された心理療法の活用
3 臨床心理学の倫理:実践と研究
おわりに
コラム 医療現場
第2編 発達段階における心理的課題とエビデンス・ベイスト・プラクティス
第4章 乳幼児期・児童期
1 発達理論に見る乳幼児期
(1)ウィニコットの発達理論/(2)マーラーの発達理論
2 乳幼児期の心の問題と支援――子どもの虐待とその支援
(1)虐待の分類/(2)虐待が子どもの心に与える影響/
(3)虐待を受けた子どもへの心理的支援・治療
3 児童期における認知発達
(1)ピアジェの発達段階説/(2)心の理論
4 児童期の心の問題と支援―児童期に生じやすい問題と支援
(1)子どものうつとその支援/(2)子どもの強迫性障害とその支援
第5章 思春期・青年期
1 思春期・青年期における発達
(1)エリクソンの発達理論/(2)エリクソンの発達の8段階について/
(3)青年期におけるアイデンティティの課題について
2 思春期・青年期の心の問題と支援
(1)思春期・青年期に生じやすい問題と支援/(2)自傷行為とその支援/
(3)摂食障害とその支援/(4)インターネット依存とその支援
第6章 成人期・老年期
1 成人期・老年期における発達
2 成人期・老年期の心の問題と支援
(1)成人期の心理的課題/(2)老年期における適応の問題/
(3)老年期の心理的課題/(4)ひきこもりの問題とその支援/
(5)依存症とその支援
おわりに
第7章 発達障害とは
1 発達障害の特性
(1)自閉スペクトラム症/(2)注意欠如・多動症/
(3)LDの定義/(4)発達性協調運動症
2 2E(twice-exceptional)とは
3 発達障害の早期発見・早期支援と家族支援
(1)発達障害の早期発見・早期支援/(2)発達障害の家族支援
おわりに
コラム 教育現場
第3編 心理学的人間理解:心理アセスメント
第8章 心理アセスメントとは
1 心理アセスメントとは何か
(1)心理アセスメントとは/(2)心理アセスメントの歴史/
(3)心理アセスメントをめぐる近年の状況
2 アセスメントの分析とまとめ
3 心理アセスメントと倫理
第9章 面接によるアセスメント
1 面接法とは
(1)面接法とは/(2)面接法の分類/(3)構造化面接法
2 インテーク面接の進め方
(1)インテーク面接とは/(2)聴取する内容/(3)自殺念慮
(4)情報の整理と共有
第10章 心理テストによるアセスメント
1 心理テストの基本
2 知能のアセスメント
3 パーソナリティのアセスメント
(1)質問紙法/(2)投影法/(3) 作業検査法
第11章 行動観察によるアセスメント
1 観察法
(1)観察とは何か/(2)観察の分類/(3)観察の記録方法
2 行動のアセスメント
(1)行動を具体的に聴く/(2)行動の機能について考える/
(3)行動のアセスメントツール
3 心理面接中の行動をみる
(1)心理面接中の行動観察のポイント/(2)親子関係を見る
4 心理検査中の行動をみる
(1)なぜ,心理検査中の行動をみることが必要か/
(2)知能検査・認知機能検査における行動観察
おわりに
コラム 福祉現場
第4編 エビデンス・ベイスト・プラクティスとしての心理学的支援法
第12章 精神分析と心理支援
1 フロイトの生い立ちと精神分析の基礎理論
(1)フロイトの生い立ち/(2)局所論/(3)心的構造論/
(4)力動論/(5)発達論/(6)防衛機制論
2 精神分析における不適応とは
3 精神分析の技法
4 精神分析の発展
5 精神分析と介入の効果
おわりに
第13章 認知行動療法と心理的支援
1 認知行動療法の歴史的背景
(1)行動療法とは/(2)認知療法とは/
(3)認知行動療法の特徴とエビデンス
2 メタ認知療法とは
3 診断横断的アプローチとは
第14章 パーソン・センタード・アプローチと心理支援
1 ロジャーズと生い立ちとパーソナリティ論
(1)生い立ち/(2)パーソナリティ論と不適応状態
2 非指示的療法からパーソン・センタード・アプローチへ
(1)非指示的療法/(2)クライエント中心療法/
(3) パーソン・センタード・アプローチ
3 治療者の基本的態度
(1)パーソナリティ変化の必要にして十分な条件/
(2)治療者の基本的態度:自己一致,共感,受容/(3)十分に機能する人間
4 パーソン・センタード・アプローチと介入の効果
おわりに
第15章 プレイセラピーによる心理支援
1 プレイセラピーの理論について
(1)精神分析の立場/(2)子ども中心療法の立場
2 プレイセラピーの実際
(1)遊びの機能について/(2)プレイルームについて/
(3)プレイセラピーの展開について
おわりに
第16章 身体にアプローチする心理支援
1 リラクセーション技法
(1)呼吸法/(2)漸進的筋弛緩法/(3)自律訓練法
2 ソマティック・サイコセラピー
(1)EMDR、ソマティック・エクスペリエンシング療法/
(2)エネルギー心理学(TFT、EFT)/(3)臨床動作法
おわりに
第17章 集団での心理支援
1 セルフ・ヘルプ・グループ(自助グループ)
2 エンカウンター・グループ
(1) ベーシック・エンカウンターグループ(BEG)/
(2)構成的グループ・エンカウンター(SGE)/(3)エンカウンター・グループのエビデンス
3 心理劇(サイコドラマ)
(1)ロール・プレイング(役割演技)/(2)心理劇/
(3)心理劇のエビデンス
おわりに
第18章 心理教育による支援
1 メンタルヘルスリテラシー
2 ストレスマネジメント教育
3 ソーシャルスキル・トレーニング
(1)ソーシャルスキル・トレーニングとは?
(2)SSTにおける教え方/(3)SSTで大切なこと
4 感情マネジメント
(1)感情マネジメントとは?/
(2)感情マネジメントにおいて大切なこと
おわりに
あとがき
索引