学びをささえる出版社

自分の人生を考える倫理学

金子 佳司 (著)
ISBN 978-4-7793-0705-8
A5並判
144ページ
2022/12/01 刊行
定価 ¥ 1,700+税

生きる意味とは何か、生きる目的とは何か?
人生の目的が幸福であるならば、どんな人生が幸福なのか? 
わたしたちはどんな人生を生きるべきなのか、それを決める価値や規範とは一体何か?
哲学者や倫理学者たちによる「人生について」の思索の跡を辿りながら、読者自身にも「よい人生とはどんな人生であるのか」という倫理学の中心問題について、さらには自分自身の人生について考えてもらうことを目的とした書。

目次

生きる意味とは何か、生きる目的とは何か?
人生の目的が幸福であるならば、どんな人生が幸福なのか?
わたしたちはどんな人生を生きるべきなのか、それを決める価値や規範とは一体何か?
哲学者や倫理学者たちによる「人生について」の思索の跡を辿りながら、読者自身にも「よい人生とはどんな人生であるのか」という倫理学の中心問題について、さらには自分自身の人生について考えてもらうことを目的とした書。
第1部では生きる意味や目的、幸福について、先人たちがどのように考えてきたのかを、哲学の初学者にもわかりやすいように平易な言葉で丁寧に解説する。第2部では、第1部の考察を踏まえたうえで、人間が主体性と共同性を併せ持つ存在であることを念頭に置きながら、人間らしい生き方とは何か、よい人生を生きるには所属する社会や国家がどのようであればよいのかという問いを読者に投げかける。

〈著者紹介〉

金子 佳司(カネコ ケイジ)

1955年 岐阜県生まれ
1987年 日本大学大学院文学研究科(哲学専攻)博士後期課程満期退学
現在   日本大学非常勤講師(哲学、倫理学)
法政大学兼任講師(ラテン語)
明治学院大学言語文化研究所研究員(古典ギリシア語)
主な著書・訳書
著書『プラトン「ソクラテスの弁明」注解』(ピナケス出版)
訳書(共訳)ピロストラトス/エウナピオス『哲学者・ソフィスト列伝』(京都大学学術出版会)
著書『哲学の起源と変貌』(北樹出版)
著書(共著)『西洋思想の要諦周覧』(北樹出版)
著書(共著)『哲学の軌跡』(北樹出版)
著書(共著)『哲学の玉手箱』(北樹出版)

〈目次〉

はじめに――考える勇気
人生について
本書の目的

第1部 幸福と義務――または価値と規範
第1章 生きる意味
1 戦後の日本社会
2 世界観の変化
3 問いの転換
4 自分を作る
第2章 生きる目的
1 何のために生きるのか
2 どんな人生が幸福な人生なのか
(1)快適で楽しい人生
①快感と心の穏やかさ――アリスティッポスとエピクロス
②快楽の量と質――ベンサムとミル
(2)人間らしく生きること――アリストテレス
①人間らしさ
②人間として優れていること
3 どんな人生を生きるべきか――カントの義務論
4 生きたい人生と生きるべき人生――幸福か義務か
5 正義と幸福――プラトンの幸福論

第2部 主体性と公共性
第1章 人間の主体性
1 デカルトの自我論
2 サルトルの実存主義――主体性からの出発
第2章 人間の公共性
1 社会契約説
(1)ホッブズ
(2)ロック
(3)ルソー
2 ヘーゲル
3 マルクス
4 アレント
第3章 正義とは何か
1 プラトン
2 アリストテレス
3 功利主義
4 ロールズ ――リベラリズム
5 ノージック――リバタリアニズム
6 サンデル――コミュニタリアニズム
7 自由と平等

あとがき――ソクラテスの生き方