学びをささえる出版社

無と愛の哲学

中富清和
ISBN 978-4-89384-839-0
A5判
390ページ
2002/02/25 刊行
定価 ¥ 3,700+税

混迷の現代に求められる独創的人生観・世界観の第一原理としての無を取り上げ、パスカル、ニーチェ、ハイデガー等を逍遥、批判し西欧哲学の挫折を論証。ついに老子、荘子の無を問い、ベルグソンの実在との共通を論証して東西の思索の共通基盤の確立に導く大著。

目次

第1部 無

1 実存としての無
1-1.老子の無
1-2.荘子の無
1-3.ベルクソンの実存と無
1-4.ハイデガー『存在と時間』以後における存在と無

2 空の根底としての無
2-1.空
2-2.悟り
2-3.ゴーディガ尊者の自殺
2-4.仏教の伝統的概念―縁起、諸行無我
2-5.諸行無常
2-6.諸法無我
2-7.ナーガールジュナの空観

3 聖書のおける無

4 古代ギリシャの無

5 パスカルの無
5-1.パスカルとヨブ
5-2.パスカルの無
5-3.パスカルの世界連関認識と縁起

6 ニーチェの無
6-1.ニーチェにおける「無」の直観
6-2.ニーチェの苦難と挫折
6-3.ニーチェにおける「神」の直観
6-4.ニーチェの超人
6-5.キリスト者ニーチェ―キリスト教の間接的伝道者

7 ハイデガー『存在と時間』における無
7-1.無の直感
7-2.現象学的存在論の失敗

第2部 愛

8 孔子の仁
8-1.孔子の無の直感
8-2.仁そのもの

9 仏教の慈愛
9-1.仏陀の慈愛
9-2.大乗仏教の発展とキリスト教

10 イエス=キリストの愛
10-1.エロースの狂乱
10-2.長崎の二十六聖人
10-3.三浦綾子の実存
10-4.イエス=キリストの十字架

讃美歌