人間関係の希薄さ・自らの家族をつくることへの不安・キャリア化した女性の結婚観の変化等、家族の現状とその中で起こる問題を紹介しながら臨床心理の視点で選択の主体としての生きかたを学ぶ好著。(2007年刊行)
はじめに
1 家族の成立と変容―個人のライフサイクルと家族のライフサイクルの関連
1-1 家族とは
1-2 個人のライフサイクルと家族システムのライフサイクル
1-3 家族の軸である夫婦という二者関係について
2 配偶者選択―家族ライフサイクルの準備段階
2-1 現代の青年における男女交際のあり方と結婚観について
2-2 配偶者選択のメカニズム
2-3 両親像と配偶者選択
2-4 巣立ちの時期の課題(自己分化)
2-5 婚約と婚約破棄
3 新婚期カップルの遭遇する課題
3-1 新婚期とは
3-2 新婚期の夫婦の課題
4 乳幼児を持つ家族―父性、母性と子育ての共同作業
4-1 家族の構造の変化
4-2 乳幼児の母子関係
4-3 幼児期前期の発達と母子関係
4-4 幼児期後期の発達と親子関係
4-5 「母性性」を健全に育てるためには
5 学童期の子どものいる家庭―父親であることと、母親であること
5-1 この時期の家庭における課題
5-2 親の夫婦葛藤と、子どもの問題行動
6 思春期の子どもと家族の葛藤
6-1 思春期の発達と心理的特徴
6-2 思春期の子どもを持つ家族(親のライフサイクル)
6-3 この時期の子どもへの援助
6-4 親面接
7 青年期の若者と親子間の葛藤
7-1 青年期の若者の自分探し
7-2 親子間の葛藤
7-3 現代社会と非行行動
8 ヤングアダルトの直面する課題
8-1 成人前期における課題
8-2 親密性をめぐる問題
8-3 シングル・ライフについて
8-4 人生の正午と人生の後半(40歳前後の問題)
9 中高年期における様々な問題
9-1 中高年期の問題
9-2 中高年期における仕事の問題
9-3 中高年期の夫婦の問題
10 高齢化社会と老年期の問題
10-1 少子高齢化社会における老年期の課題
10-2 介護保険などの社会情勢
10-3 成年後見制度をめぐる問題
11 家族カウンセリングの諸理論
11-1 家族と結婚を考える臨床
11-2 家族療法の基本概念
11-3 家族療法の統合に向けて
11-4 家族療法の統合
12 離婚カウンセリングと子の監護の問題
12-1 社会の変化と、結婚の様相の変化
12-2 カップル・カウンセリングについて
12-3 父母の離婚が未成年者に与える影響について
12-4 別れた後の共同の子育てと、別居親との面会・交流について
12-5 離婚紛争と子どもの奪い合いについて
13 父母の離婚と子の福祉―続・離婚カウンセリングと子の監護の問題
13-1 子の精神発達に対して両親の離婚紛争の及ぼす影響
13-2 父母教育プログラムの必要性
13-3 子どもの意向の把握と、離婚後の親子の交流について
終わりに―養育費の問題など