学びをささえる出版社

パブリックコミュニケーションの世界

粉川一郎(編著)・江上節子(編著)
ISBN 978-4-7793-0312-8
A5並判
136ページ
2011/12/05 刊行
定価 ¥ 1,800+税

パブリックコミュニケーションの持つ意義と基本的な考え方を整理しつつ、具体的な実践例やそれのもたらしたインパクトについても概観することで、現代社会が切り開こうとしている社会のあり方を提示。

目次

第1章 パブリックコミュニケーションを知る
 0.はじめに
 1.public CommunicationとPublicRelations
  1-1:パブリックコミュニケーションの定義
  1-2:政策分野におけるパブリックコミュニケーション
 2.市民メディアとパブリックコミュニケーション
  2-1:ミニコミとパブリックコミュニケーション
  2-2:市民メディアとNPOがおりなすパブリックコミュニケーション
 3.インターネットとパブリックコミュニケーション
  3-1:個人の情報発信機会の拡大
  3-2:インタラクティブの多主体によるコミュニケーション
 4.パブリックコミュニケーションをどうみるべきか
  4-1:マスコミュニケーションとの関係性
  4-2:まとめ

第2章 広報とは何か
 0.はじめに
 1.広報とは何か
 2.広報の起源と歴史
 3.広報とプロパガンダ
 4.行政と広報
 5.企業と広報

第3章 市民メディアの誕生と発展
 0.はじめに
 1.活字系市民メディアの推移
  1-1:ミニコミ書店「模索舎」設立まで
  1-2:70年当時のミニコミをめぐる状況
  1-3:その後のミニコミの歴史
  1-4:小出版物のあらたな流通ルート
 2.映像系市民メディアの台頭
  2-1:自主制作映画の隆盛
  2-2:自主制作映画のテーマの拡がり
  2-3:市民映像の時代の到来
  2-4:市民映像のあらたな流通ルート
 3.ネットがもたらすあらたな展開

第4章 メディアとしての電子コミュニケーション
 0.はじめに
 1.パーソナルコンピューティングというメディア
  1-1:1960年代とコンピューター技術
  1-2:パーソナルコンピューティング概念の誕生
  1-3:花開くパーソナルコンピュータ、そしてあらたな対立軸
 2.ネットワークの普及とコミュニティ意識の形成
  2-1:黎明期のインターネットコミュニケーション意識
  2-2:パソコン通信、BBSシステムの発達とコミュニティ概念の成立
  2-3:ネットユーザーの規範、パブリックコミュニケーションとしての
      ネットワーク
 3.ネットワーク大衆化とボランタリズム
  3-1:大衆化により失われるフロンティアスピリット
  3-2:ボランタリズムの発見の場としてのインターネット
  3-3:世論形成と電子ネットワーク
 4.電子コミュニケーションの力
  4-1:個人の能力の拡大とインターネット
  4-2:集合知が切り拓く未来
  4-3:まとめ

第5章 企業広報、行政広報の実際
 0.はじめに
 1.メディアの構造変化とその影響
  1-1:日本のマスメディアの特性
  1-2:メディア接触の変化
  1-3:マスメディアの衰退
  1-4:将来のメディア
 2.企業広報の目的と役割
  2-1:パブリシティと広告の差異
  2-2:ステークホルダーと広報活動
  2-3:広報活動の効果
  2-4:広報部門の役割と機能
 3.広報活動の領域(分野)
  3-1:企業(コーポレート)広報
  3-2:マーケティング広報
  3-3:クライシスコミュニケーション(危機管理広報)
  3-4:CSR(corporate social reponsibility:企業の社会的責任)
  3-5:ステークホルダー別広報
  3-6:企業広報の今後
 4.行政広報の目的、役割、活動
  4-1:目的=住民から信頼を得る
  4-2:シティセールスと地域ブランド

第6章 地域メディアは地域を変えられるか?
 0.はじめに
 1.地域社会の現状と地域メディア
 2.地域社会の「多文化」化と他言語メディア
 3.地域ポータルサイトの現状と可能性:二つの事例から
  3-1:「光が丘ウォーカー」(東京都練馬区)~個人運営サイト
  3-2:港南台e-town(横浜港南区)~企業運営サイト
 4.地域コミュニティ創出を促すメディア:地域SNSを中心に
 5.地域デジタルアーカイブの動向
 6.おわりに:地域プラットフォーラム作りに求められる視点
  6-1:地域問題解決のカタリスト(触媒)としての「人」
  6-2:個々人のメディア利用の実態から発想する情報デザイン

第7章 少子高齢化社会パブリックコミュニケーション
 0.はじめに
 1.「もの言わない」現役生活者
  1-1:高齢化ショック
  1-2:「ひとくくり」で語られる高齢者たち
 2.高齢者との間違いコミュニケーション
 3.情報装置はマスメディア
 4.「ものを言う」現役生活者たちへ

第8章 民主主義とインターネットー新しい取り組み
 0.はじめに
 1.インターネットと公職選挙法
  1-1:民意を吸い上げる手法
  1-2:初のインターネット選挙
  1-3:時代遅れの公選法
 2.インターネット選挙の動き
  2-1:新党さきがけの問い
  2-2:民主党と自民党の闘い 
  2-3:与党自民党の抵抗勢力
  2-4:政権交代後の動き
 3.インターネット解禁後の民意集約
  3-1:2010年民主党代表選でのインターネット選挙
  3-2:ソーシャルメディアの活用
  3-3:大切なのは有権者のリテラシー

第9章 ネットコミュニケーションが作り出す新しい社会関係資本
 0.はじめに
 1.社会関係資本という考え方
 2.社会ネットワーク
 3.ネットワークのグローバル化
 4.情報化とネットワークキング
 5.ネットコミュニティ
 6.ネットと社会参加、政治参加
 7.ネットコミュニケーションと社会関係資本の課題