検察官の役割の歴史と実態ならびに将来像、起訴基準見直し論に対する考察、司法取引法制化の必要性と問題点、「取調べ可視化」の限界と実際論、検察と警察との関係性など、これまであまり論じられてこなかった論点を含め緊要なテーマを取り上げ、今後の検察官の在り方を提示する。司法関係者に限らず「国民の司法参加」を考えるための必読書。
第1章 刑事司法における検察官の役割 はじめに 本論考の課題 刑事法制発展の歴史から学ぶべきこと 検察官の地位・役割 管見の整序 総 括第2章 起訴基準見直し論に対する一考察 はじめに 検察官の公訴権行使の在り方 起訴基準見直しへの展開 おわりに第3章 検察官の適正な公訴権行使と司法取引 本論考の課題 司法取引導入の必要性と課題 公訴権とその運用の歴史 アメリカ・ドイツにおける司法取引 司法取引導入の問題点とその検討 総 括第4章 「取調べ可視化」の限界について はじめに 取調べの適正確保とその可視化問題 おわりに第5章 「検察と警察の関係」について 本論考の課題 戦前までの検察と警察の関係史 現行法の検察と警察の関係 刑事手続の警察化 新しい検察官の役割と準司法官論 総 括